心療内科や精神科と聞いたらすぐに敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。
私も実際そうだったので、心療内科をはじめて受診したのは発症から5年くらいたってからでした。
自分が精神病だと認めたくなかったですし、そのうち治るとも思っていました。
ひきこもりをしているのも誰にも知られたくありませんでした。
私の場合、家族のすすめで病院に行くことを決めました。
だるい、やる気が出ない、眠れないなどの症状が1か月以上続いたら精神疾患を疑ってください。
では、病院探しから通院の一連の流れについて説明していきます。
心療内科のある病院を探す
このブログを見ている方は、だいたい検索エンジンで病院探しをされるかと思います。
できれば、実際に通院している友人や知人から評判を聞ければ良いのですが難しいですよね。
現実的にサイトで探すしかないのですが、病院評価サイトはあまり信用できません。

やさしくて感じの良い先生でした。

私の躁うつ病を見抜いてくれました。
私が通っている心療内科の口コミです。
実際は、やさしくないし感じ悪いし正しい診断をされているかも微妙です(笑)
コメントには、いいことばかりしか書いてありません。
やはり、実際に通ってみないとわからないことがたくさんあります。
他の人は合っても、自分には合わない病院かもしれません。
個人や病状にもよりますが、治療は長期間におよびます。
あまり遠くだと通うのがイヤになってしまうので、まずはお近くの病院の方が良いかと思います。
とにかく一度、心療内科の門を叩いてみましょう。
診察の予約をする
行ってみたい心療内科が決まったら、まずは予約を取ります。
だいたいの病院は、いきなり訪れても診てもらうことはできません。
特に初診の場合、カウンセリングを行うので予約が必要なところがほとんどです。
必ず電話などで予約してから病院へ行きましょう。
時期によっては、予約が先まで埋まっている場合もあります。
特に、5・6月や冬がはじまる時期が込みやすいです。
はやく診てもらいたい時は、何件か病院をピックアップしておくと良いでしょう。
はじめのカウンセリングで聞かれること
医師が診察する前に臨床心理士(カウンセラー)のカウンセリングを受けます。
医師が直接カウンセリングする病院もあるかもしれません。
病名を確定するために主に次のことを聞かれます。
- 現在の症状と他の病歴
- 家族構成(家族とのかかわり方)
- 学歴と職歴
- 病気の原因と思われる出来事
- 自分がどういう性格なのかなど…
特に学歴と職歴は忘れがちなのでメモしておくと安心です。
履歴書ではないのでだいたいで大丈夫です。
言いたくないことはムリに言わなくても大丈夫ですが、できるだけ答えるようにしてください。
とにかく、緊張せずにリラックスして対応しましょう。
心療内科を受診する時の注意点
診断後、自分から医師に聞かないと病名を教えてくれません。
だいたいどこの心療内科も病名告知はしないみたいです。
私も医師から直接聞いたのではなく、自分の病名を知ったのは診断書からでした。
私は10年くらいそれを知らなくて医師に対し不信感を持っていました。
自分の症状が軽いから教えてくれないんだとずっと思っていました。
だからと言って、自分からは聞きにくいですよね。
それでも、自分の病気が一体何なのか不安でいるよりも勇気を出してください。
思いきって診断を聞いてスッキリしちゃいましょう。
心療内科の通院頻度と期間
いよいよ病名が確定したら、投薬などで治療していきます。
はじめの内は、薬の効果や体の調子を確認したいので週に1回のペースで通院します。
薬にもなれてきて、症状が安定したら2週間に1回のペースになります。
薬が合わないと、過食になって体重が増えたり1日中寝込むなどの症状が出ることもあります。
副作用が出たら医師の指示を仰いで、服用を中止したり他の薬に変更してもらいましょう。
もっと症状が改善されると月に1回の通院になる場合もあります。
私の場合は、外に出るのがつらいので月に1回にしてもらっています。
すぐに治る病気ではないので通院期間は、長くなることを覚悟してください。
必ず治ると信じて、あきらめずに通院を続けましょう。
ダメな心療内科の見分け方のポイント
- 飲みたくないと言ってもやたらと薬を処方してくる
- 治療を薬だけに頼りすぎている(お薬至上主義)
- 医師の態度が悪い(俺様主義)
- 医師が患者より疲れている
- 患者の話をちゃんと聞いてくれない
特に、はじめから抗うつ剤を何種類も出してくる医師はヤバいです。
ここの病院自分には合わないなと感じたら違う病院に替えるのも1つの方法だと思います。
知人は、何回も病院を替えてやっと良い医師を見つけたと言っていました。
私が通っている心療内科の医師は、ものすごく感じが悪いです。
何度も病院を替えようかと思ったことがありますが、私は1度も病院を替えたことはありません。
またカウンセリングを受けるのがめんどうくさくて、踏み切ることができませんでした。
いちいちまたつらかったエピソードを思い出して具合が悪くなるのはしんどいです。
まとめ
どんな病気でも早期発見、早期治療が重要です。
気分変調症を発症してから15年以上、通院してから10年くらいたちますが未だに治療中です。
もっとはやくから治療していたらすぐに治っていたかもしれません。
実際に心療内科へ通ってみると、意外と敷居はそんなに高くありませんでした。
うつは心のカゼと言われるほど、いつ誰がなってもおかしくない病気です。
もし、自分がうつかもしれないと思ったら迷わず心療内科を受診しましょう。
家族や友人、同僚などにうつの疑いがあったらすぐに受診をすすめてあげてください。
本人が、病気になっていることにさえ気付いていない場合もあります。
このブログで、誰でも気軽に心療内科に通えるようになることを祈りつつ終わります。
では、次のブログまで失礼します。
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