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絶滅危惧種!?【ロリィタファッション】の未来はどうなるのか?

ロリータファッション

現在、ロリィタファッションは『kawaii』で世界的によく知られています。

未だに海外でロリィタブランドは、絶大な人気があります。

特に、アジア圏では新たにロリィタブランドが誕生したりとかなり熱いです。

しかし、日本国内ではゴスロリ系雑誌が休刊になったり有名ブランドの閉店が相次いでいます。

日本で生まれた独自の文化であるロリィタファッションが絶滅の危機にさらされています。

このブログでは、ロリィタファッションの現状とこれからの未来を予測していきます。

↑上のアイキャッチ画像は、はずかしながら私の自撮りです。

一応コーディネート紹介をしておきます。

  • パイレーツの海賊のコルセットスカート(ボルドー)
  • 同じくパイレーツのティアードスカート(パニエなしでペチコートとして着用)
  • 同じくパイレーツの薔薇と十字架のオーバーニー
  • ベイビーのアンティークリボンシューズ(こげ茶)
    パイレーツ→ALICE and the PIRATES(アリスアンドザパイレーツ)
    ベイビー→BABY,THE STARS SHINE BRIGHT(ベイビーザスターズシャインブライト)

スカートは、パイレーツのブランド立ち上げ当初のデザインです。

懐かしいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

初期のパイレーツは、より海賊感がありアシンメトリー(非対称)のデザインが特徴でした。

ロリィタファッションとは

ロリィタファッションとは、『ゴスロリ』の中1つのジャンルです。

『ゴスロリ』とはゴシックアンドロリィタの略称です。

ゴシック系、ロリィタ系、パンク系すべてをあわせて『ゴスロリ』と呼ばれています。

本来は、別々のファッションですが『ゴスロリ』として一括りにされています。

いずれも、西洋の文化を取り入れ日本で誕生した独自のファッションスタイルです。

ゴスロリ雑誌の『KERA』からKERA(原宿)系ファッションとも呼ばれています。

ゴシック系とは

ゴシック系とは、中世ヨーロッパのゴシック様式を取り入れたファッションです。

黒または、白を基調としたシックなデザインが特徴です。(黒の方が多いです)

ロリィタ系と似ていますが、ゴシック系の方が若干レースやフリルなどが少なめです。

スカートは、ふくらはぎ丈と長めのデザインが多いようです。

ゴシック系とロリィタ系の分類はむずかしいのでゴスロリと呼ぶ場合もあります。

ロリィタ系とは

ロリィタ系とは、レースやフリルなどをふんだんに使いゴシック系を発展させた甘々なファッションです。

パステルカラーやブランド独自のオリジナルプリントの生地などを使って作られています。

スカートは、ひざ丈と短めのデザインが多いです。(長めの丈もあります)

ロリィタ系の中にクラシカルロリィタ(クラッシックロリータ)とロリィタパンクなどが含まれます。

姫系というのもありますが、私としてはガーリーなギャル系として分類しています。

パンク系とは

パンク系とは、他の2つとは違い辛めでカジュアル性の高いファッションです。

ヴィジュアル系とも言われいて、70年代のイギリスで流行ったパンクロックを取り入れています。。

色は黒が基本でミニスカートまたは、パンツスタイルが多いのが特徴です。

すそは、処理せず切りっぱなしでほつれたままのワイルドなデザインもあります。

ゴシック系とロリィタ系でパニエは中に着るものですが、パンク系は外に見せてはきます。

ゴスロリ雑誌『KERA』の休刊

『KERA』とは、ゴスロリ系のファッションをしたい女の子たちのバイブル的雑誌でした。

ブランドの新作情報、コーディネート例、ヘアスタイル、メイク方法などが紹介されています。

特に、原宿にいる女の子たちを紹介したストスナ(ストリートスナップ)の記事が大人気でした。

ストスナから読モ(読者モデル)や芸能界にスカウトされた女の子もたくさんいます。

その中でも、モデルや歌手として大活躍中のきゃりーぱみゅぱみゅさんが有名です。

土日の原宿の街は、ストスナに載りたいKERA系ファッションの女の子たちでいっぱいでした。

紙媒体としての発行は、2017年6月号をもって惜しまれながら休刊となってしまいました。

現在『KERA』はデジタル版のみの発行になっています。

ゴスロリだけでなくファッション雑誌自体、休刊やデジタル化が相次いでいます。

環境の問題や時代の流れから電子書籍化は避けられないことですが残念ですね。

KERA系ファッションの衰退

以前の原宿は、竹下通りやラフォーレ原宿を中心とした若者(中高生)の街でした。

しかし、表参道ヒルズの誕生とともに大人の街へと変化していきました。

それとともに、KERA系ファッションも同時に衰退していきました。

特に、多くのパンク系とロリィタパンク系ブランドが閉店や倒産しています。

2019年3月のALGONQUINS(アルゴンキン)の倒産には全国的に衝撃が走りました。

今のところ、大手ロリィタ系ブランドはなんとか残っていますがこれからはわかりません。

閉店・倒産した主なブランド

  • ALGONQUINS(アルゴンキン)→パンク系、全店閉店、倒産
  • PUTUMAYO(プトマヨ)→パンク系、ロリィタパンク系、全店閉店、ブランド休止中
  • h.NAOTO(エイチナオト)→パンク系、ロリィタパンク系、全店閉店、通販のみ存続

SWIMMER(スイマー)の復活

暗い出来事が多い中、明るいニュースが入ってきました。

ロリィタさん御用達のかわいい小物雑貨ブランドSWIMMER(スイマー)が復活します。

子どもから大人までお手頃な価格で買えるのでとても人気がありました。

ラフォーレ原宿の地下でKERA系ブランドと一緒に軒を連ねていました。

2018年1月に閉店してからおよそ1年半後、新しい会社で再出発です。

どこで復活するのかまだ情報は入ってきてませんが楽しみですね。

情報が入り次第、ブログを更新します。

まとめ

スイマーの復活でなんとなく明るい兆しが見えてきました。

日本のゴスロリ系ブランドもまだまだ海外勢には負けてはいません。

残ったブランドも立地条件の良い場所に店舗を移動したり…

閉店したブランドのデザイナーさんも別のブランドに転職したり…

新しく個人ブランドを立ち上げたりとがんばっています。

あと、『KERA』が紙媒体で復活してくれるとうれしいですね。

ロリィタファッションなどのKERA系ファッションの未来を支えていくのは私たちです。

なるべく古着ではなく、ブランドが運営するお店やサイトで直接購入して応援してください。

ゴスロリという日本の大切な文化をみなさんと一緒に守っていきましょうね。

では、次回のブログまで失礼します。

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